オーストリア旅行 DAY6-② ベルヴェデーレ宮殿~サルムブロイ

8月12日(火)

 少しだけホテルで休息を取り、この日の午後はベルヴェデーレ宮殿へ。同行の夫はクリムトに興味がある人で、クリムトの絵をメインにすると美術史美術館よりもベルヴェデーレ宮殿、ということでこちらを選択。日本から予約して行った。

 滞在してたホテルからかなり距離があるのと、暑すぎるのでトラム利用。

 ベルヴェデーレ宮殿到着。めっちゃ並んでいた。チケット予約しておいて本当に良かった。オーディオガイド付きのチケットにしたんだけど、これがめちゃくちゃ良かった。

 ベルヴェデーレ宮殿といえば

 これ。やっぱり「接吻」には人だかりができていた。他にも

 1枚目は有名なやつ。ナポレオン。

 2枚目はまいもちがベルヴェデーレ宮殿で一番好きになった絵画。Johann Knappの「Homoge to Jacquin」という絵で、ニコラウス・ヨーゼフ・フォン・ジャッカンの四周忌を記念したもの。一見普通の植物と動物の絵に見えるけど、絵の中の植物は体系に沿って描かれているらしい。植物相の体系化をオーストリアに紹介したのがジャッカンだったから、その功績を讃えているとのこと。ただの絵に見えるものが、一人の人間を讃えるという深い意味を持ったものになっているってところに感動。

 他にも、左からクリムト(こんな絵描けるんだね!失礼)、モネ、シーレの有名な「死と乙女」。

 オーディオガイド付きチケットにしたのだが、そのおかげで、美術さっぱりわからないまいもちにも絵の背景が伝わったからか、人生で初めて美術館が「楽しい」と思えた。美術館が楽しかったという思い出を作れたのは、なんとなく自分の人生の中で自信になった。午前中のシェーンブルン宮殿に続いて立ちっぱなしだったためめちゃくちゃ疲れたけど、いい疲れだったなあ。

 

 さて、ここまで紹介したのは上宮で、ベルヴェデーレ宮殿には下宮というのもある。我々は予約時にコンビネーションチケットを買っていたので下宮も見に行ったんだけど、下宮では期間限定か?クリムトの展示をやっており、これがめちゃくちゃ良かった。

 有名なこのあたりの絵は下宮にやってきていた。下宮の特別展は、クリムトの絵の研究成果の展示だった。X線解析などで、クリムトの絵には一部、鉛筆で下書きがあって、下書きは完成とは違う構想をしていたことが分かったりしたとのこと。右の絵は解析の結果、真鍮や金箔の上から絵具を塗っていることがわかったらしく、夫はドン引きしていた。「めちゃくちゃなことやってるね、クリムトは」

 あとは、AIを使ったクリムトのモノクロ絵の色付けというとんでもないこともやっていた。ウィーン大学の天井に使われる予定だったけど、大学の偉い人に不評でお蔵入りし、第二次世界大戦で焼けてしまった絵だったとのこと。こちらが詳しい。

 写真は色を付けた後の写真。確かにこれを大学にというのは無理があるのでは?笑この3枚の写真はいずれもモノクロ写真からAIで絵付けしたものらしく、貴重なものを見れた。

 

 その後、レストランの予約の時間までちょっとあり、ベンチで休憩していたのだが、夫だったか私だったかがふと思い出して、こちらに行った。

 ブルックナー最後の家。ブルックナーは晩年病気で動けなくなり、見かねた皇帝がベルヴェデーレ宮殿に住んでいいよと言ったらしい。交響曲9番はここで書いたとな。その碑が残っている。記念撮影したんだけど、当然誰もいなかった。夫「みんななんで来ないんだろう。おかしいな」おかしいのは私たちだよ。

 

 最後に、ベルヴェデーレ宮殿近くのサルムブロイでビールを飲みまくった。相変わらずオーストリアのレストランは1品がデカい。スペアリブ、美味しかった~。ちなみに割と混んでいたので、予約推奨です。