12月に読んだ本

 12月は3冊。年末に読もうと思っていた本がいくつかあったんだけどコロナに罹ってしまい、読めず。1月が……1月がなんとかしてくれる……!

 

刀と傘 伊吹亜門

 面白かった!江戸末期~明治初期のミステリ連作短編。メインキャラの江藤新平と鹿野師光はお互いがお互いを補い合って推理をしてるというのが珍しくて良かった。ミステリとしてもしっかりしてるし、時代ミステリに抵抗なければおすすめです。

 

ディス・イズ・ザ・デイ 津村記久子 【再読】

 何回読んだかもうわからないくらいの再読。当たり前なんだけど、後半のほうは出てくるチームの結果がだいたい予想できる中で物語が進んでいくため、このサポーターたちは結果をどう受け止めるのだろうと思いながら読み進めていけるのが物語を深くしている気がする。具体的には(以下ネタバレ)昇格・降格にモロ絡んでいるヴェーレ浜松とモルゲン土佐の勝敗は読む前からだいたい想像がつくし、松戸の石切は得点王を逃したことがわかる状態で読み進めることになる。

 

アリス・ミラー城殺人事件 北山猛邦 【再読】

 月灯館を読んで再読したくなったので。「知ってから」読むと、ああ~~ここにおったんやわ~~~となる。序盤こんな難解だったっけと思ったけど難解なのも罠という。

2024年買ってよかったもの

 今年のまいもちお買い物トピックとして、

  • 楽器購入
  • 下着類見直し
  • 靴見直し
  • 基礎化粧品の見直し(日焼け止め含む)

 があり、それに準じて買ってよかったものが陳列された感じ。今までは家のものとか旦那さんと共同で使うものとかが多かったけど、今年は自分のためのものばっかりランクインした。

 

楽器

 買っちゃった☆ 恐らく人生で一番自分のお金を動かしたことになると思う。オーボエ、細々とでも長く続けていきたいです。

 

ドラゴンクエストVIIスマホ版)

www.jp.square-enix.com

 今年はドラクエモンスターズ、6、11Sやり直し、7、リメイク3とドラクエばっかりやっていた年だったが、いまのところ一番よかったのは7。感想は3つ、①金がない、②だいたい暗い街に飛ばされる、③マリベルが可愛い。種泥棒は予想以上にひどい離脱の仕方をしていた。いろいろめちゃくちゃなドラクエだとは思うんだけど、そのカオスさが気に入った。

 

NIKE エアマックス ココ

 今年は夏休みを長く取って京都に長期帰省することにしたのだが、地獄のような京都の夏にスニーカーなんぞ履いていられないということで購入した。帰省終了後も近所の買い物からお出かけまで夏の土日はほぼこれで過ごした。多分来年もそうなるだろう。職場もこれで行きたい……*1

 

New Balance 996 ゴアテックス

 靴はたくさん買ったけど、一番出番が多かったのはこれ。歩きやすい、ファッションにあわせやすいのもさることながら、外見普通のスニーカーなのにどんな雨でも中の靴下が一切濡れないので、いついかなるときも使いやすかった。スニーカーは防水じゃないと買えなくなりそうだ。

 

トゥヴェール クリスタルエッセンスモイスト

 基礎化粧品で一番良かったのはこれ。ビタミンC系の化粧品をちょうど探していたとき、トゥヴェールから冷蔵庫保管しなくていいAPPS系の化粧品が出たとのことで買った。ビタミンC系の化粧品は朝使いたいけど、冷蔵庫にあるとなると動線が洗面所→台所→洗面所となってしまい、朝忙しい時に往復してられないため、常温保管は助かる。使用感も良いし、化粧も邪魔しない。容量が少ないのもありもう何本もリピートしています。

 

資生堂 エッセンススキングロウファンデーション

 今流行りのツヤで飛ばす系のファンデーションで、カバー力はほぼないため、バズりアイテムではあるが案外人を選ぶと思う。下地がいらず、日焼け止めを塗った上からてきとうにぺぺっと塗るだけでまあまあいい感じの仕上がりになるので、真夏以外の平日はこれで過ごしている。

 

エリクシール デーケアレボリューション トーンアップ SP+

 今年UVはかなりいろいろ試したけどこれに落ち着いた。トーンアップ系UV。上述のファンデは、というかだいたいのファンデは夏に崩れるため、夏のベースメイクは困っていたのだが、これ塗ってフェイスパウダーで仕上げることにしてから楽になった。

 

ブラシはいらないそう思う人に使ってほしいフェイスブラシ

 ウェルシア専売のフェイスパウダーブラシ。私はフェイスパウダーつけるのがものすごく苦手なのだが、これにより解決した。人工毛なのでガシガシ洗えるのも私のニーズに合ってる。あと、付属でカバーがついているため、旅行にも持っていきやすい。チークブラシもおすすめです。*2

 

ヴィセ ネンマクフェイクルージュ OR250 海星の恋心

 ピンクとオレンジを足して2で割ったような色で、ピンクっぽいメイクをしたい時、ピンクをつけると顔色が悪くなる自分にはかなり使いやすい色。色持ちはリップモンスターには劣るけど、色出しがなかなかない色と思ったのでここに挙げた。

 

 なんとなく、自分に適切に金をかけるというのをちょっとずつ覚えたような1年だった気がする。2025年はバッグの買い替えというトピックがあるのがほぼ確定しているので、ここに載せられるようなものを選べるといいなー。

 あと、楽器という一生大事にしたいと思えるものを自分のお金で自分で選ぶということができたのは得難い経験だった。この子を生かすも殺すも私次第なのです。楽器の欄でも書いたけど、細くでもいいから楽しく長く続けていきたいな。

*1:靴下必須なので無理

*2:チークブラシは去年買ったので選外

11月に読んだ本

 今月は4冊。月初めは資格試験があり、月半ばにドラクエ3が発売されたため、ものすごい読む量が減った。

 

蒼海館の殺人 阿津川辰海

 図書館の予約の都合上、紅蓮館の殺人(シリーズ1作目)よりもこっちの方が先に来てしまったのでこっちを先に読んだけど、余裕で1作目のネタバレがあったんで、ちゃんと1作目から読んだ方がいいと思われます笑
 ミステリとしては面白かったんだけどキャラクターが微妙。探偵・葛城とワトソン・田所のキャラクターが両方とも違和感がありすぎるのがかなりきつかった。

 

六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成

 前半の途中まで読んで放置してた本(ひどい)。私も就活は苦労したので、色々刺さりながら読んだ。そしてとにかく伏線の張り方すごい。反転が鮮やか。しかし、これどうやって映画化するんだろ?

 

紅城奇譚 鳥飼否宇

 戦国ミステリ。登場人物の名前が頭に入ってからは一気読み。2話の「暴君の毒死」がよかったのと、最後にバカトリック炸裂して最高だったww

 

踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿 北山猛邦

 探偵が変なだけで中身はオーソドックスなミステリ連作短編。北山先生って連作短編になるといきなりものすごいライトな作風になるの、不思議だ。

10月に読んだ本

 10月ごろから久しぶりに読書を再開した。以前は読書メーターで読んだ本を記録していたけど、以前の記録とごっちゃになるし、いろいろSNSを使うのがめんどくさいので、今回はこのブログで記録していこうと思う。

 10月に読んだ本は7冊、うち再読5冊。図書館の利用も板についてきたので、来月からは再読を減らしたい。

 

さかさま少女のためのピアノソナタ 北山猛邦 【再読】

 久しぶりの読書だったので、手元にある軽めのやつにした。「終末硝子」が結構好き。同じコンセプトの「私たちが星座を盗んだ理由」もまた読みたい。

 

密室殺人ゲーム王手飛車取り 歌野晶午 【再読】

 これ2007年発表の本だけど、このころから現代でいうZoomみたいなチャットを想定して本書けるんだなあ。

 

七つの海を照らす星 七河迦南 【再読】

 再読でもしみじみ良い。「滅びの指輪」だけ強烈に覚えていた。

 

アルバトロスは羽ばたかない 七河迦南 【再読】

 前読んだときはアルバトロス⇒七つの海 と読んでしまったため、時系列で読んで、いろいろ腑に落ちたりした。オチは覚えてたんだけどオチを頭に入れて読むと、凄いことしてるな……と溜息出る。「夏の章」はよく覚えていた。また新作書いてほしい。

 

ずっとあなたが好きでした 歌野晶午 【再読】

 そうそう、そういえばそんなオチだったわwww

 

月灯館殺人事件 北山猛邦

 北山猛邦ファン向けの本な感じがある。少なくとも城シリーズ読んでからのほうが良さげ。ラストは、そんなんアリかい!!!ややネタバレ⇒最後のオチ、「いやいやそんなわけないだろwww」って思いながら読み返すと、普通に成立しててフンガーとなりました。

 

消失! 中西智明

[rakuten:rakutenkobo-ebooks:16716014:detail]

 ネタバレなしに感想書くのが難しいタイプの本。この作者は長編がこの本しかないからか、ネットで「作者が消失!した」って書かれててワロタ。ややネタバレ⇒そんな馬鹿なww→えっ!?→えええ……の三段構え。

パリオリンピック男子10m板飛込

 飛込を見始めたのは東京五輪から。たまたま暇でたまたま決勝をやっていた男子10m板飛込の決勝を見て、すごい競技だ!!!!と感動した。

 ちなみにそのときは、今回も金メダルで2連覇した曹縁選手と、もう一人の中国選手の楊健選手と、東京五輪で編み物さんと呼ばれて話題になったイギリスのトーマス・デーリー選手*1の完全なる三つ巴で、3人で超人対決やってるみたいな決勝だった。

 当時14歳の玉井選手も出ていたわけだが、「まあまあすごい若手だな」くらいの印象でしかなかった。上の3人がそれくらいにすごかったわけなのである。

 しかし玉井選手はこの3年間で力をつけて、世界水泳でメダルを取ったりして強くなってこのパリ五輪にやってきた。ということでパリ五輪の中でこの競技はめちゃくちゃ楽しみにしていて、決勝は生で見た。ただ、飛込は技に関して詳しいわけでもないし、色々解説をできるわけでもない。なので、とりあえず記録として決勝の玉井さんの6回の演技後のまいもちの叫びを残しておこうと思う。

 

1回目 技:407C(後ろ踏切前宙返り3回半抱え型) 得点:88.00

よし!!!!予選より良い!!!!!!
(訳:この技は予選ではあまりよくなかったと寺内さんが言っていた。私は見れなかったけど。で、予選よりよかったのでガッツポーズした)

2回目 技:207B(後ろ宙返り3回半エビ型) 得点:95.40

やば!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(訳:この技は玉井選手が苦手としている技で有名。にもかかわらず入水も何もかも完璧だったので2文字しか出なかった)

3回目 技:109C(前宙返り4回半抱え型) 得点:94.35

ええんちゃう!?!?!!?!?!これいけるかも、まじで
(訳:この技は助走つけて前から飛んで4回転半回る難易度が高い技だがほぼ完璧に決めていた。予選トップの曹縁選手は、ここまで安定感はあるものの個人比でそこまで良くなかったため、玉井選手には最後のひねり技があることを考えるとメダルどころか、金メダルいけるかも思い始めていた)

4回目 技:6245D(逆立ち後ろ宙返り2回2回半ひねり) 得点:91.80

やばすぎる
(訳:逆立ち技だったが、失敗する気配がなく、シンプルな叫び)

5回目 技:307C(前逆宙返り3回半抱え型) 得点:39.10

ああああああああーーーーーーーーーー
(訳:玉井さんはこの技で入水を派手に失敗。この技も苦手だったそう。この時点で3位後退で3位とは1桁ポイント差になり、メダル獲得はまだまだ可能だったが、メンタル面が心配された)

6回目 技:5255B(後ろ宙返り2回半2回半ひねりえび型) 得点:99.00

よし!!!→99てんwwwwwwwwwwwwwwww
(訳:普通に飛べばメダルは間違いなかったので、入水が見事だったのを確認してとりあえずよし!!って思っていたら、とんでもない点が出たため草を生やした)

 

 この決勝、テレビでの放送がなく、TVerで英語解説で見ていたが、それでも生で見れてよかった。

 この決勝は準決勝2位→決勝12位となった中国の選手をはじめ力を出し切れていない選手が多かった。私が玉井さんとは別枠で好きなウクライナのオレクシー・セレダ選手もほとんどいいところなしの決勝だった。その中で、自分比ではいまひとつだったにしろ、6本きっちりとレベル高く揃えた曹縁選手はさすがの金メダルだった。

 玉井選手は、あの失敗した5回目からメンタルを立て直して、自分の得意技とはいえあの完成度の5255Bを飛べたのが本当にすごかったと思う。5回目から6回目って15分から20分くらいしかインターバルないと思うのに。金メダルはとれなかったけど、銀メダルすばらしい。NHKの録画放送で、6回目の点でた瞬間解説の寺内さんが涙ぐんでいたのが本当に良かった。
 あと、玉井選手が普通に飛べば自分はほぼメダル圏外が確定になるのに99点出した玉井選手の演技に拍手してて、玉井選手と喜び合っているルソー選手が神だった。二人は仲良しらしい。こういうところはスケートボードにも通じる感じがあると思う。東京でも超人3人組は終わった後3人で称えあっていた。

 ちゃんとした解説は下の記事で見れます。

www3.nhk.or.jp

 玉井陸斗選手、銀メダル本当におめでとうございます!!

*1:パリ五輪はシンクロ飛込に出場して銀メダル、その後引退を表明されたらしい。お疲れ様でした!

パリオリンピック2024競泳

 水泳はもともと習い事としてやっていて、お受験のため小6でやめてしまったものの、4泳法は完全にマスターしたし、個人メドレータイムアタックもしたことがある。なので必然的に幼少期から競泳の試合は見る感じになっていて、そして大人になった。

 Xのログを見ていると2017年の世界水泳を最後にちゃんと競技を追いかけなくなっていたようだ*1が、東京五輪くらいからまたちゃんと見始めた。

 今回のパリオリンピックは、競泳の決勝が日本時間午前3時という最悪の時間帯だったため、生で見ることはかなわず、NHKプラスとTVerで決勝の録画を全部チェックした。(不幸にも)日本選手がほとんど活躍しなかったため、結果のネタバレはほぼ食らわずに済んだ。

 Xでも実況ツイートはしたけど、印象に残った選手や記録は文章にしてまとめておこうと思う。

 

マルシャンの4冠

 今大会のマルシャンはすごかった、現地は相当盛り上がったんじゃないだろうか。

 競泳の最初の種目が男子400個人メドレーで、ぶっちぎり優勝。この種目は日本の松下さんが銀メダルに輝いたのだが、マルシャンがぶっちぎりすぎて中終盤はあんまり後ろを映してくれなかったため、中終盤松下さんがどんな泳ぎをしたのか全然わからなかった。それくらいぶっちぎり。
 この後、200バタフライ、200平泳ぎ決勝を同日に泳いでどっちも優勝。平泳ぎとバタフライ同じ日に泳いで混乱しないんすか???平泳ぎはもう少しで世界新記録で、解説には「バタフライ泳いでなかったらいけてた」と言われていた。200個人メドレーでも金メダルを取って4冠。去年の世界水泳でも強かったけど、ここまでではなかった。地元の声援を力に変えて完全にヒーローになってた。
 競技後半は2個メがあるにも関わらず混合リレーとメドレーリレーに両方出勤させられていた。人いなくて予選も出てたと思うし相当大変だっただろうな。メドレーリレーは銅メダル取ってて、報われてよかった。あわや銀のアメリカをまくりそうだったし。

マッキントッシュの3冠

 去年の福岡世界水泳では、4個メと2バタで金メダルは取ったもののそんなに圧倒的ではなく、よく競技に出る若い子だなあという印象だった。それが1年でめちゃめちゃ強くなり、400と200の個人メドレー、200バタフライの3冠。400自由形で銀。金メダルを取った全部のレースに自分の「はえー」というコメントが残ってたので相当速かったんだと思う。ちょっともう手が付けられない感じになってる。これからが楽しみな若手です。

 バタフライもそうなんだけど、自由形もけっこう速いうえ、カナダというほかにあまり選手がいない国を背負っているため、彼女もだいたい決勝泳いだ後リレーに出勤していた。ブラック労働だ。調べたら400フリー、800フリー、400メドレーに出てた。草。

二つの自由形世界新記録

 ひとつは男子100フリーの潘展楽。この競技の前に男子400フリーリレーがあったのだけれど、そのときの中国の第一泳者が速すぎて、こんな人いたっけ……となっていた。それが潘展楽だった。その記憶が鮮明なまま100フリー決勝を迎え、結果は世界新で優勝。納得のひとこと。最終日のメドレーリレーでもアンカーで出てきてアメリカをぶち抜いて優勝。アメリカは戦後ずっと金メダルだったらしくて、それを打ち破った。潘展楽は、最初の50メートルがめちゃめちゃ速いのに、ターンした後もそれまでがなかったことのような泳ぎをする。足にジェットついてんじゃねーかと思う。見てると速すぎて笑ってしまうので、興味がある方は見てみてください。

 もうひとつは男子1500フリーのフィンケ。これまで男子1500フリーの世界記録は孫楊が持っていたんだけど、この記録、ラストの50mがそれまで1450m泳いだとは思えないほどの速さのため、これまでのレースはだいたいみんな1400あたりまでは身体半分くらい世界記録よりリードしてて、最後の50であああ……ってなってた。それがついに破られた。孫楊の記録は自分はリアルタイムで見ていたので、あれが破られたのか……と感動した。フィンケの泳ぎは入りがかなり早く、その入りのままずーーーーっとラップタイムが変わらないという孫楊とはまた違う驚異的な泳ぎだった。

推しの4冠とオリンピック金メダル9つ

 自分の推しは、自由形中長距離を泳ぐケイティ・レデッキーなのだけど、ついに、800自由形で4冠を取った。よ、よんかん。12年ずっとトップ。やばすぎる。さすがにこれまで見てたようなひとりでずーっと泳いではい優勝みたいな感じではなかったけど、最後100mくらいは優勝を確信する泳ぎで、さすがのひとこと。1500も金メダルで、これでオリンピックの金メダルが9つとなった模様。しかも次のロスも出る気らしい。ロスでは31歳になって、きつくはなってくるけど、このパリでも30歳のショーストロムが50・100の自由形で2冠してたりするのと、決してスピードを重視する泳ぎではないため、まだいけるんじゃないかと思う。推しの泳ぎ、最後まで見たいです。

日本競泳について

 今回決勝を全部見て、タッチ差で金メダルを取ったとか、1位はぶっちぎりだけど他は横並びでメダルは誰やねんとか、そういうレースが結構あった。海外勢も、上に書いたようなやばい人たちは時折いるものの、全部が全部レベルが高いわけじゃなかった。だから、日本勢も、ちゃんとベストタイムを出せていればメダルに届く選手はたくさんいたと思う。

 去年の世界水泳でも思ってたけど、ベストタイムからかなり遠い泳ぎをする選手が多すぎる。パリでベストタイムを出せたのは銀メダルを取った松下さんだけと聞いている。日本勢が全員この状況ということは、個人個人が要因ではなく、組織としてなにか問題があるんじゃないかと思う。そして、正直、もう、だいぶ手遅れなところまできている気がする。

 私は競泳に関しては、強い選手が強い泳ぎをするのを見てるのが好きなだけなので、日本選手にどうしてもメダルを!!メダル第一主義!!とは思わない。だけど、いいものを持っているのに出し切れないって、あまりにももったいないんじゃないかと思う。ここからどうなってしまうのか、正直不安しかない。あと、まじでこのままだと世界水泳の放映権をどこも取ってくれないので、ほんと、お願いします。

*1:そのあたりに自分がメンタル壊してそれどころじゃなくなったのと、そのあとコロナに入ったのが大きいと思う

野球の試合に親族を2回招待した

 めちゃくちゃ久しぶりの記事になってしまった……。

 この記事を書くまでに、2試合、普段あまり野球を見に行かないという人を観戦に連れて行った。そのときの試合が両方とも良かったので、記録しておこうと思う。

 

5/24 (金) 千葉ロッテマリーンズ VS 福岡ソフトバンクホークス 3-1

見に行く試合が決まるまで

 連れて行ったのは母親。

 母親は、去年のWBCが終わった後くらいから「いつか佐々木朗希が登板しているところを見たい」と言うようになった。母親は京都に住んでいるため、大阪での試合を見るという手もあるが、「せっかくなのでZOZOマリンまで行きたい」とのことだった。

 5/24の試合はローテーションの関係、また首位ソフトバンクとの初戦ということから朗希の登板の可能性がかなり高かったので、この試合に招待することにした。

問題発生

 母が試合を見に来ることが決まった週、事件は起きる。

 詳細はここが詳しい→ 33-0 - 新・なんJ用語集 Wiki*

 ※ちなみに見に行く試合は24日です

 試合は母と夫と見に行くことになっていたのだが、これまで夫と行った試合はろくな試合になったことがなく*1、ことソフトバンク相手に関しては、おととし0-16という全く楽天を笑えない試合を見たことがあったため、震えながらマリンに向かった。

結果

 3-1で勝利した。

 朗希は、1回に30球くらい投げてしまい、1失点した。朗希の調子自体はそんなに悪くなさそうだった*2のに……とかなり先行き不安だったのだけれど、2回からはきちんと修正し、7回まで投げてくれた。もちろんお立ち台。はじめは「朗希が見れるならまあ結果はついてこなくてもいいか……相手ソフトバンクだし……」とか失礼なことを考えていたが、試合前も試合中も母が本気で祈っているのを見て考えを改めた。本当に結果がついてきてよかった。

 そのあとの継投の坂本さん、益田さんも、お見事だった。

 打線は、失点した後の2回にすぐ2点入れて逆転してくれたのが良かった。5回の得点は髙部さんのタイムリーで、マリンはめちゃくちゃ盛り上がった。相手先発のモイネロはあまりストライクが入らず、本調子という感じではなさそうだったが、7回まで投げてたし、すごいなーと感心しながら見ていた。

総括

 母はめちゃくちゃ喜んでいた。それが本当に何より。何よりだった。この前の週もZOZOで朗希は投げていたが引き分けで勝ちがつかず、この後はほぼ離脱しているためタイミングとしても完璧だった。まさに神引き。「また来たい」と言ってくれたので、また招待しようと思った。今回の試合は球場グルメフェスをやっていて、そこに並んでいたらグッズショップとかに行けなかったので、今度はそちらに連れて行ってあげようと思う。

 ちなみに、夫は「こんなロッテ初めて見た」と言っていた。失礼な。いつも二人で行く試合がおかしいだけなんや。母には毎試合ついてきてほしい……。

 

7/15 (月祝) 東京ヤクルトスワローズ VS 中日ドラゴンズ 4-1

見に行く試合が決まるまで

 連れて行ったのは従妹。今度は神宮。

 従妹が野球を生で見に行ってみたいという話をしてきて、ならどっかに行こうよ、ということになった。従妹はヤクルトの青木が見たいとのことであった*3ことと、私の家からも彼女の家からも近いため、神宮に行こうということに決まった。

 自分はセリーグではほんのちょっぴり中日贔屓ではあるけど、「勝つとちょっぴりうれしい」「負けるとまたかよって思う」程度であるのでチケットはヤクルト側を取った。*4

問題発生

 また行くまでに問題が発生した。問題はシンプルでヤクルトがそれまでに8連敗していたのだ。普段セリーグを見てないのでピッチャーがダメなのか、打てないのか、なにもかもダメなのかが全く分からず。しかも当日は雨予報で、天気まで最悪という展開。どういう試合展開になるのか恐ろしすぎて、オロオロしながら神宮へ。

結果

 4-1でヤクルトが勝った。あの試合だけ見たらヤクルトは何が悪くてそんなに連敗したのか全然わからんかった。まあ連敗脱出の試合なんてそんなものかもしれない。あともしかしたら対戦相手が良かったのかもしれない

 先発のヤフーレは、6回1失点でQS達成。ストライク先行の投球で良いピッチングだった。ペコちゃんって呼ばれてるらしい。ロッテ関係でいうと、中継ぎで山本大貴が出てきて無失点。元気そうで何より。

 打線は、キャッチャーの中村悠平が打ちまくっていた。確かツーベースが2つとヒットで、打点も複数あげていたはず。1回送りバントしてたけど勿体ないなと思うくらいだった。打率を見るとこれまでめちゃくちゃ打っているというわけじゃなかったようなので、今日が当たり日だったのだろう。

 目当ての青木は2アウト1、2塁の場面で代打で出場。神宮大盛り上がり。我々も大盛り上がり。結果は残念だったし、ピッチャーの代打だったためそのあと守備にもつかず、出番は一瞬だったけど、とにかく出てきてくれてよかった。

総括

 従妹は、試合前も青木選手プロデュースの球場メシを買ったり、つば九郎が出てきてはしゃいだり、試合中も点を取ると盛り上がったりと、とても楽しそうにしていて、こちらもうれしくなった。試合に勝ったのもあるかもしれないけど。ヤクルトファンになるかはまだ未定っぽいので、ちなヤクさんは青木が引退するまでにファンを一人増やすためアピール頑張ってください。

 あと、雨が降らなかったのもよかった。一応レインコートとかめちゃくちゃ準備したけど不要で、すごい涼しくて見やすい環境だった。神宮は古いけどスタジアム自体がキュッとしていて球場に近くて見やすかった。

 そして、私はというと、中日は負けたものの、ペンギンの今日のひとことと、あとは何よりドアラが見れて最高に嬉しかった*5

*1:それまで6試合行っていて、1試合しか勝っていない。しかも内容も最悪で合計で30失点くらいしており、先発が5回までもった試合が2試合しかない。

*2:初回なのに160km/hもちょくちょく出してた

*3:彼女は宮崎に住んでいたことがあり青木はそこのヒーローらしい。もう神扱いで手形とかあるレベルらしい

*4:中日の熱心なファンの人ごめんなさい

*5:マリンで行われた中日との交流戦にも行ったんだが、ドアラが体調不良で来れなかった