まいもちは千葉ロッテマリーンズという野球球団を応援しています。
サッカーを見ていたころとは違い、この選手が好き!という感じではなく、チーム全体で応援している。千葉県に住んでいるくせに幕張が遠いため、だいたいテレビで見ているけれど、月1くらいでは現地に行くようにしている。プロ野球は先月末からシーズンがはじまり、勝ったり負けたりで喜んだり試合を消したり*1している。
なぜこんなことを書いたかというと、このたび現在のマリーンズの監督・吉井理人監督が本を出したからである。
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買いました、読みました。
ネタばれなしの感想としては2点。
- 2023年シーズンの千葉ロッテマリーンズを少しでも追いかけていた人にはぜひ読んでほしい。
- 千葉ロッテマリーンズ所属の(特に野手の)若手にも読んでほしい 笑笑笑
1点目に関しては、この本は2023年シーズンのことが時系列に深堀してある構成のため。詳しく言うと、吉井監督が球団から監督就任依頼を受けるところからはじまって、シーズンを走って、最後はこれからどうしていきたいか、というようにまとまっている。なので2023年シーズンのことを知っている人はとても楽しめるような内容になっている。他球団ファンでも2023年シーズンを追っていた人なら面白いかも。特にパリーグファンならついていけそう。
2点目に関しては、本の中に名指しで選手に関するコメントをしている箇所が結構あったため。中にはそれ本人に直接言わずにそんなこと書いてええんか!?と思うような記述もあった。笑*2 選手本人にとってはそのアドバイスを受け取らないのは大変もったいないと思ったので、ぜひ読んで!若手!!笑
個人的には吉井監督でもうまくいかなくて悩んだりするのだなと感じた一冊だった。吉井監督は別に神様ではないので悩んで当たり前なのだけど、youtubeとかで見てると楽天的なおっちゃんなのでそんなことはないと思っていた。笑
ネタばれになるので詳細は控えるが、吉井監督になって変革していこうといろいろ仕込んでいるらしく、特にコーチの方々がめちゃくちゃ大変そうだがなんとかついていってほしいと思った。
そして、吉井監督も悩んだり間違えたりする、うまくいかないときもあるけれど監督含めてみんなでいろいろ試行錯誤している、と知ることができて、改めて
「だから自分ができることは応援だけ」
とも思った。
私は割と連敗とかでベコベコにヘコんでしまう*3ほうなんだけど、そういうとき夫によく「まいもちがヘコんでもマリーンズが勝つわけじゃないので、そんなにしょんぼりしても意味がない」と正論のジャックナイフを投げられる。ド正論だとは思うのだが、でも切り替えられないんだよお~~~、どうやったら切り替えられるんじゃこのメカ夫みたいに、と思っていた。
この本を読んで、切り替えのきっかけとしてこの本を思い出して、「監督含めてみんな考えてはいるだろうし、私が悩んでもしょうがないんだから」と思うのはありだと思った。
以下はネタバレ感想(箇条書き)。
- 「ロッテとの契約も切れるし、他の球団から話も来てるし、挨拶ぐらいでもうこの球団ともおさらばやろな~」と思ってシーズン終了後挨拶に行ったら「監督になってくれ」と言われたらしくめっちゃ笑った。
そんなノリかいwwww - 坂本・西村の獲得には吉井さんが結構絡んでいたと聞いてビックリ。
去年は二人とも大車輪の活躍だったんでうれしかっただろうなぁ。 - 選手は監督にめちゃくちゃ話しかけづらいらしい。
前述の通り、吉井監督はyoutube上ではただのフランクなおっちゃんであり、選手とも結構話していたので、みんな普通に話に行けるんだろうと思ってた。投手コーチだったのもあって野手は特に来てくれないらしい。あとは、選手個々の性格。 - コーチめっちゃ大変。
レポート提出しなきゃいけなかったり、今シーズンからはデータ野球の専門家を呼んだため、データ野球についての勉強もしなくちゃいけなかったり。 - 監督・コーチから積極的にはアドバイスをしない、選手がやりたいことを見つける、という方針で監督・コーチが動いた結果、新人選手が何していいかわからずバグを起こしたらしく笑ったが笑えなかった。
現代社会においてもそうなるだろうと思うので。監督もそこは反省したみたい。 - 吉井監督は、本来、勝ちパターンのピッチャーを固定したいという考えだった、という記述に口あんぐり。
2023年シーズンのマリーンズは割と中継ぎのピッチャーが流動的で、あんなに鮮やかに中継ぎを操れるんだから普通に流動的案が頭にあるのだと思っていた。 - 「データ上では送りバントやるよりも普通に打った方がいいってアナリストに言われてるけど長打が出なさすぎるのでバントせざるを得ない」まいもち苦笑
マジで野手はこの本を読むんや - 監督を1年やってとても楽しかったという記述がとても嬉しかった。
マリーンズはものすごいお金のある球団でもなければ、すごい選手がたくさんいる球団でもないので。今シーズンもよろしくお願いします。